言霊(ことだま)
日本には古代から、言葉には神秘的な力が宿っているという言い伝えがあり、この力は言霊と呼ばれています。
私達が発する日本語の音の1つ1つにエネルギーが流れています。
言葉を聞いて嬉しくなったり、悲しい気持ちになったりするのは何故でしょう?
感情(心)に響くその言葉の正体こそが、話し手の魂から発せられるエネルギーなのではないでしょうか。
” 神秘的な力と霊的な力”
上古代と呼ばれていた時期に日本語の原点を生み出したとされる48音の音があります。
カタカムナ文字です。「カタカムナ言霊の超法則」(吉野信子著)によると、『ありがとう』の言葉の中には、次のような思念(エネルギー)が流れているそうです。
ア 感じる、生命
リ 離れる
ガ 内なる力
ト 統合
ウ 生まれ出る
→感じる離れた内なる力との統合が生まれ出る
相手の心との統合が生まれる──つまり、話し手が相手の気持ちと同じ気持ちになるので、話し手も相手も双方に心の平安が生まれ心地よい状態になります。お互いを尊重している素晴らしい言葉だと思います。
このように言葉の音は1つ1つにエネルギーを持ち、話し手の心の様子(魂からのエネルギー)までも音に乗せて相
手に運んでいきます。そして、話し手と聞き手の双方の言葉のエネルギーが共存、調和し、その場のエネルギーを形成しています。
それはまるで音楽を奏でるときのハーモニーのように・・・。
どんな言葉を話す時も、話し手の魂からのエネルギーが流れていることを忘れないで下さい。普段私たちが言葉を使う時、相手にどのような思いを伝えたいのか、どのような場にしたいのかを考え、心地の良いエネルギーを循環していきたいですね。
たとえ、自分の発するエネルギーが一方通行でも、見返りを求めず慈悲の心を持つことが大切です。
私は日々の瞑想で、神から頂いた自分の中心にある愛を意識して、心地の良いエネルギーを流せるように努めています。
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