「時間の使い方は命の使い方」というシスター渡辺和子さんの言葉をよく意識します。
たましいは永遠であっても、 今を生きる私たちにとってはこの1日1日がかけがえのないものであり
「今日」という時間をどう生きるのか。
その価値をさらに高めるにはどのようにしたら良いのか。
私なりに考えたり調べたりしてたどり着いたのは「良い習慣で1日を満たす」ということです。
といっても、特別なことをしているわけではありません。
心身を整える習慣として、ウォーキングや軽い運動、そして瞑想とお祈り、質を重視した食事と睡眠。
また、1日に10の感謝を書き出す、という習慣を1年続けたところ、さらに心が安定し幸福感が増しました。
良い習慣を取り入れてみて感じたのは、健康や精神の安定だけだなく
人生の大きな苦難や難局に対するレジリエンスとしても有効だということです。
今年は愛する存在を霊界に見送るという、私個人として大きな試練があったのですが
霊的な知識があったことと心身を整える習慣があったことが幸いとなりました。
感情をそのまま放っておけばいつまでも死別の悲しみを再現フィルムのように反芻しては落ち込んでしまうのですが、
霊的な知識やサポートのおかげなのか、理性が働いて、悲しみに暮れている自分を俯瞰し
「あまりにも悲しみすぎるのは故人が望んでいることではない」と
内なる声が告げるのです。
少しずつ意識して自分の生活習慣を取り戻し、 なるべく体を動かし、自然の中に身を置き、やがて心が癒され凪いでくるのを感じました。
そうでなければ何ヶ月でも何年でも悲嘆にくれ、家にこもって塞ぎ込んでいたかもしれません。
また、嬉しいことに精神的に安定したおかげで、スピリットの世界に行った故人と夢を通して会うことができました。
宇宙の法則を見ると、私たちは永遠に進化向上を続ける存在であり、どのような魂も変化し続けています。
時にはコロナウイルスの蔓延のように抗いようのない大きな波がやってきて変化を求められることもありますが
日々の生活のなかで、自分をより健康で快適にするほんの小さな習慣によって能動的に自分を変化させるのも、進化向上の一つの方法なのではないかと感じます。
お読みくださってありがとうございました。
気がつけばもう年の瀬ですね。 みなさまにとって良い年末年始となりますように。
Comments