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  • Kyoko

霊的価値観と地上的価値観

残念ながら(?)、霊界は私たちが地上人生において困難を回避して楽をすることをあまり推奨していないようです。


霊界通信の場において「どの道を選ぶのが良いでしょうか。Aですか?Bですか?」というようなご質問をいただくことがあります。その質問の背景にはどちらがより苦労が少なく済むか、というニュアンスが滲んでいるときがあります。それに対して霊界が「ズバリAでしょう。Aを選びなさい。楽できますよ」などということは果たしてあることでしょうか。少なくとも私が関わった通信ではありませんでした。


そもそも、「良い人生」というものに対しての考え方が、霊界と私たち地上の人間とでかなり違っています。地上の人間は、平穏で楽で快適で安定し、経済的にも豊かな道を望みがちですが、霊界は私たちに対して地上的な困難に立ち向かいそれを克服する力を養って欲しいと思っているようです。霊的視点ではAもBもどちらを選んでもそれぞれの学びがあり、その人がどのような動機でどのように取り組みどのような教訓を得たか、そこに価値があるのだと思われます。


シルバーバーチは「人生の悩み苦しみを避けて通る方法を教えることは、(シルバーバーチ自身が)神から授かった使命に背いたことになる」と述べています。


これだけ聞くと、とても厳しいように感じるかもしれません。しかし、私たちには自由意志という神からの恩恵があります。困難に立ち向かうことも、それを回避することもできます。いま、人生の厳冬期を堪え忍んでいる人がさらなる重荷を回避し、春先まで先送りにしたところで、責めるものはいないことでしょう。霊的な視点では私たちの魂の成長とは永遠の時間軸の中で行われるものであり、何度失敗しても良いのです。どんなに未熟でも、不出来でも、何度失敗しても、神は私たちを無条件に愛し、何度でもチャンスを与えてくださいます。

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